カモミール・ジャーマン
学名 Matricaria chamomilla (マトリカリア カモミラ)
科名 キク科 種類 一年草
産地 ドイツ、フランス、モロッコ、ハンガリー、エジプト
抽出部位 花
カモミール・ジャーマンはハーブティーとして広く愛好されていることで有名です。高さ20cm~50cmの一年草です。精油は濃いブルーです。ピーターラビットの童話にも登場する花で、ヨーロッパでは昔から常備薬として庭に植えられていました。同じカモミールでも、カモミール・ローマンは多年草でハーブティにすると少し苦味があります。カモミール・ジャーマンとカモミール・ローマンは花姿、葉姿、性質はよく似ていますが属は異なりまったく違った分類になります。
香り ハーバルな中にスパイシー感が混ざったような香り。
体♡ハーブティとして消化不良、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、月経痛などお腹のトラブル解消に飲まれます。精油では粘膜を保護し胃壁を修復する作用や抗痙攣、消化促進の作用があります。属名のMatricariaは母を意味するMatherあるいは子宮を意味するMatrixから由来しており婦人病の治療に使われた歴史を垣間見ることができます。
肌♡精油の成分※“カマズレン”は抗炎症作用、抗ヒスタミン作用がありアレルギーや皮膚の炎症や痒みでじくじくした皮膚の改善に使用されます。又、乾燥した花にあるアピゲインやマトリシンには穏やかな抗炎症や抗菌などの作用があるためハーブ抽出液やチンキ剤は子供の肌のケアに用いることができます。
※カマズレンはが精油を作る行程で花を蒸留し熱を加えることで生じた成分です。